コンピュータアーキテクチャ分野のトップ会議であるISCA2025(The International Symposium on Computer Architecture)に併設開催されたCBP2025(6th Championship Branch Prediction)において,小泉助教を筆頭とするチームが優勝しました!
CBP(Championship Branch Prediction)は,近年の高性能なCPUにおいてその重要性が一層高まっている「分岐予測」の,アルゴリズムを競う学術的コンペティションです。過去のCBPで優勝を収めたTAGEと呼ばれる分岐予測器およびその派生は,実用の商用プロセッサにも搭載されるなど産業的にも大きな影響を与えており,CBPは分岐予測器の未来を担う重要なコンペティションとなっています。
今回,レジスタ値と分岐方向の相関を捉える全く新しい方法の導入を中心とし,それにさまざまな改良を組み合わせた分岐予測器を提案しました。CBP2025には世界各国から18チームが参加し,我々のチームは2位に大きな差をつけて優勝しました。
